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日本銀行 インフレ目標政策について

2013年08月15日 06:05

日本銀行 (ちくま新書)
翁邦雄
筑摩書房
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実態は何も変わってないのに、去年の11月頃から市場はどんどん上昇。
特に日銀の、消費者物価の前年比上昇率2%を目標とした
インフレターゲットによるところが大きいと思うんだけど、
じゃあ、それって具体的にどういう仕組みなのよ?!とか思ったりして。

最近は、新品で新書を買うことはほとんどなかったんだけど、
時事関係の本は、新鮮味のあるものを新鮮味のあるうちに読みたいと思って購入。

完全に自分のメモなんだけど、すごい分かりやすかったのでご紹介。


まずよく理解できないのが、日銀が銀行券を発行して
それがどういうルートで国民のお財布に影響するのかって事。


お金の流れとしては、


買いオペによって民間の金融機関の日銀当座預金が増える。

短期金融市場において、他の金融機関にお金を貸そうという出し手が増える。

短期金融市場の金利が低下。

この金利が、企業への貸出金利などに普及。

企業が銀行からの借入を増加。


という感じなんだけど、
そもそも現状の金利に、景気を刺激するほどの下がる余地が無いんじゃないの?
とか思うわけよ。
そうするとマネタリーベースを2倍にすると言ったところで、
日銀当座預金が増えるだけで、世の中に出回らないじゃないのかと。


本書を読んだ感じだと、やっぱりそんな感じで、
理屈として、金利が下がらないんだから、買いオペを行っても、
財やサービスの需要が増える直接的なメカニズムは無さそう。
なので、需要が供給を超過する(インフレをつくる)ことはできないってこと。


では、今の日銀はどうやってインフレをつくろうとしているのかというと、
マネタリーベースを増やすことによって、人々のインフレ期待を高めることで、
実際にインフレをつくろうとしているらしい。


何度も読み返したんだけど、そんな説明しかなくて、
要するに、人々が「期待」してくれることを期待した政策っぽい。


そして、実際に日銀副総裁である岩田氏の本「日本銀行 デフレの番人」を読んでみると、
インフレ率上昇のメカニズムについては、
市場参加者の間で中央銀行に信頼ができると
インフレ予想の発表だけで、株価・金利などが適切な方向に反応する、
とのこと。
要するに、人々の「期待」頼りという部分は変わりないみたい。


こんなこと書くと、何とも頼りなくて危なっかしい政策にみえるけど、
人間の心理ってのはよく分からないもので、
岩田氏の本では各国の事例をつかって、
インフレ目標政策の導入やマネタリーベースの供給を行えば、
インフレ率も上昇している、という事を示している。
つまりは、日本以外でも沢山やってて成功してるんだから、日本でも大丈夫!
っていう感じ。


アレ?。。。まとめればまとめるほど、実態のないものに思えてきた(笑


本書でも書かれているんだけど、
仮に消費者物価の前年比上昇率2%を達成したとして、
その後、どうするかってのは重要になってくると思うんだよね。
少なくともそのことをしっかり考えていただかないと、単なるバブルで終わりそう。


まあ、バブルだとしても、はじける瞬間を見極めたいものだな、とか思う。

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