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国力とは何か-経済ナショナリズムの理論と政策

2011年11月24日 03:25




話題の人、中野剛志氏の本を読んでみた。
単純に、テレビの生放送での(キレつつも)キレのある解説に興味を持って。





そもそも「経済ナショナリズム」とは何ぞや?
ということで、説明のために順番にまとめてみる。
(正確な情報は本書でしっかり読んでいただきたい。)


・ネイション

まず「ネイション」というのは、簡単に言うと「国民」のことだが、
社会学者アンソニー・スミス氏によると、
「歴史的領土、共通の神話や歴史的記憶、大衆、公的文化、
共通する経済、構成員に対する共通の法的権利義務を共有する特定の人々」
とのこと。



・ナショナリズム

そして「ナショナリズム」というのは、
そのような「ネイション」に対する忠誠のイデオロギーあるいは感情のこと (p.78)
とのこと。
要するに、海外で大地震が起きたときより、
東北の大地震の方が、被害者を本気で心配したり、強く同情したりする。
そういった同朋意識や共感の情のこと。


・ナショナルパワー(国力)

ナショナリズムによるネイションの政治力・経済力。
具体的な例として、大地震が国内であったとすると、国家が支援しなくてはならない。
でもネイションから出される支援費用などが無ければそれができない。
その時、ナショナリズムがあれば、団結して復興させようとする力がはたらく。
その力。


・経済ナショナリズム

「国力」の維持と強化を追及する政治経済思想。(p.229)
つまりは、「国家」が「国家を支える国民・国民の能力」を第一に考える、
それが重要でしょ、ということ。


以上のように書くと、
経済ナショナリズムというのは、かなり抽象的なイデオロギーに思われるが、
実際、本書を読んでみてもかなり抽象的だと思う。


結局、国家がもっと積極的に国民に関与して、国力を高めなくてはならない、
という考えなんだけど、それだけ聞くと、社会主義的な印象すら受ける。
でもそういうわけじゃなくて、国力が向上するのであれば、
自由貿易だってするし、逆に今話題のTPPに反対だってする。


だから、その判断を誤れば大失敗もする。


なかなか一概には「経済ナショナリズム最高!」などと言えないけど、
簡単に、
「国家は臨機応変に国民を支えようぜ!」
という思想であると考えれば悪いものでもない気がする。


ただ、そうするとここで重要になってくるのは、
何が国民にとって大切かというのを判断する国家、
そしてその国家を支える国民の能力が低いと、
全く成り立たないイデオロギーだと感じる。


そう考えると、この抽象的な話の中では、個人的には完全に
国力=教育力
であって、ナショナリズムによる力というのは
教育力によって生じる2次的なものであるように思われるのだが。。。


ただ、本書を読んで、
国はどうあるべきか、
そのために国民(自分)はどうあるべきか、
というスケールの大きい事を考えさせられる。


社会と密接な関わりを持つとされる建築分野の人間にとっては
大切なことなんじゃないかなーと思ったり。


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